脈診の名医というお方

脈診って何がわかるんだ?

なぜ、そもそもパンチャカルマを受けにいったのか。 
それはサダナンダ先生の脈診を受けたから。 

サダナンダ先生は脈診名人で代々医者の家系に生まれ、今回滞在した大学病院の財団長でもある人。 

サダナンダ先生の脈診がどれだけすごいかというと、脈を診るだけで胎児の頃母親に起こった出来事がこの症状につながっている、とか、4年前に高いところから落ちたからこの症状がでている、みたいな感じでわかる。 

朝の脈だけで、わかる。すごい。 

で、さらにすごいのがそのとき処方されたことをちゃんと守れば、きちんと体はよくなるということ。 

それは例えば、夜早く寝ろだの、朝にアロエとターメリックと蜂蜜混ぜたものを飲めだの、ヨガしろだの、白湯飲めみたいなこと。もちろん全部はできなかったりする。12個くらいわたされる条件を半分でも実行すると体が変わる。 
私の場合は勝手に早起きになった。4時半に勝手に目が覚める。アーユルヴェーダでは日の出の96分前に起きることが推奨されている。なんかその時間に起きると頭の働きがよくなる。 
その時間に勝手に目が覚める。 
おもしろいなあ、と思った。 

サダナンダ先生の脈診で言われていたことに 
「あなたが怒るのは、頭にアーマが詰まっていて、それで空回りしているからだ。言われたことを全て守れば今は1しかできないが10できるようになる」 
そうそうそうそう! 私、思ったことが10分の1もできていないんですよ!! 理想と現実がついていかなくて癇癪おこしているんですよ。とうなずきまくり。 

で、サダナンダ先生からパンチャカルマをどの時期でもいいから(症状によっては、冬がいい、とか指定があったりする)3週間受けなさい、と言われたなと思い出した。 

行くことにした。 

インドのプネ郊外、ワゴリにあるアーユルヴェーダ大学病院に行くことに決めた。 
今よりも10倍できるようになるために、頭のアーマを取り除くために。 

この体の不具合が治るというなら、行ってみようじゃないか。