神様誕生日っていう異文化

十二月の満月は地元の神様誕生日で 
儀式に参加してきた 
ブラフマンのお医者さんが僧侶して 
適当なチャンティングっぽいけど 
それがナチュラルで良かった 
満月でお花いっぱい飾ってお香焚いて、野外で 
なんかねえ 
異文化でしたわ 



こちらのドクターみてると 
カースト制度って問題もあるだろうけど 
賢さの質が違う(30分かかるチャンティングを余裕で暗記していたり)(でもでもお医者さんたちは必ずしもブラフマンでもなかった。うーーん、複雑) 
純粋な賢さは素直さや優しさとつながって、子供みたいな可愛さがあるんだよね 
食べ物はもちろん生活スタイル、土地の力もあるだろうし 
なにより人の役に立っているという実感なんだろうな 

この子ら(大体二十代)をみてるとインドすげーなって思う 

インドでは牛さんの中には全部の神様がいると考えるらしいです
確か300いくつ 
すごいな 
牛さんの腹(かどうかは知らないけれど)にわんさかいるんですよ、そりゃあモツとか食べられないね 

日本人のアーユルヴェーダの先生がプージャ(神様への願掛けの儀式)をしたんです 
1万円くらいでできるんですが 
インドですから本格的 
ブラフマンの僧侶でもあるドクターが 
赤紫のドーティ(インド式ズボン)一丁で上半身裸 
えんえん一時間チャンティングです 
途中お香焚いたり、咳こんだり、花を撒いたり、鐘をならしたり、腕立て伏せをしたり(←ちゃんとした礼拝です) 
なかなか華やか、なかなか荘厳 
プラサードという振る舞いもあって、すごくおいしいミルクバルフィをいただきました 

で 
最後に雌牛ちゃんに餌をやるわけです 
神様が全部いるわけですから 
餌をやることが供養というか祭礼になるのです 
すげえ 
雌牛ちゃんはかなり食欲旺盛で 
草(おそらくトウモロコシ)を引っ張りまくりで怖いくらい 
沢山食べろよ!雌牛ちゃん!と応援したくなります 

プージャは8時開始でしたが終わったのは9時半 
冬なのに灼熱の太陽が照りつけます 

異文化の儀式も面白いです。本当に