生き物は偉大な教師なのに、私はわかっていなかったね!



動物や昆虫(きっと植物も)深い叡智を持っている。

それに気づかないのは人間が「自分が偉い」という思い込みの壁と、粗雑な五感に頼りすぎて

彼らからの、メッセージを受け取り損ねているだけ。

異種間コミュニケーションについて深く考え込んでしまった


J・アレン・ブーン

動物はすべてを知っている


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本の中での偉大な教師であり俳優犬であるストロングハートやガラガラ蛇や蝿のフレディの示す、深い知性と今を生きる凄さ。

私たちがちっとも追いつけていない。

賢ぶって、頭を使って、技術を使いこなしているようで、

孤独で幻想の苦しみや争いの中に落ち込んでいるだけ。

動物や昆虫は生命や宇宙を作り出している力、叡智とともに生きているのに、

人間はなかなかその力と共生できない。


すべての生き物から人間が学ぶことがある。

うちのポメラニアンのりゅうは賢い(犬バカかもしれないけど)

我が家に来たその日から思慮深く、吸い込まれるような瞳で

家族全員を観察し、どんな人物か評価していた。


そしていろんなことを教えてくれていた。

強いものは弱いものにどう振る舞うべきか。

この世を楽しむとはどういうことか。


でも我らが人間は感覚器官が粗雑であり、

「自分が偉い」という思い込みでなかなかりゅうからのメッセージを受け取り切れていない。


でも、この犬は只者ではないなというのを家族はぼんやりと感じ取っていて

「輝ける御方」「ふさこがね」「賢き天のお犬」

と讃えてはいた。

(この讃えるってのが異種間コミュニケーションのポイントだったのね)


この間、散歩させている時

りゅうがウンチをしたらお尻が汚れてしまったので

私は紙でゴシゴシ拭いた。

そうしたらば、振り返りざまにりゅうに吠えられ、抗議された。


「りゅうのお尻が汚れたから拭いただけでしょう!」

と私は説明したけど、りゅうは納得せずになおも吠える。

「何で怒るの! 拭いただけじゃん」

と言い返しても吠えている。

ふっと私の心の中に「あの拭き方では強すぎる」って思いが浮かんだ。

なので「次からはやさしく拭くね。ごめんなさい」とりゅうに向かっていった。

そうするとりゅうは満足したように黙り込み、散歩の続きを始めた。


デリケートな部分を触れるなら、優しくしよう。

そうポメラニアンから諭された。

 

今までも似たようなことはあったから、りゅうの賢さはわかったつもりだったけど

この本を読んで、まだまだ敬意が足りなかったなと反省した。


賢くても所詮は犬という思いが頭の何処かにあったんだと思う。

彼らは完全に同等で、敬意を払うべき存在なのに。


敬意をもって相手の美点を褒め称えることで、動物たちは素晴らしい叡智を教えてくれると本にあるけれど

本当にそう。

その一端をポメラニアンのりゅうは教えていてくれている。


そして異種間コミュニケーションは繊細な方法で行われ

五感に頼った粗雑な方法じゃない。ひらめきのような、ついさっきまで知らなかったのに知っていたような知識として動物たちはメッセージを伝えてくるというのも完全に納得。


ガラガラ蛇がなぜ白人だけ襲って原住民を襲わないかというエピソード。

すべてはこちらが相手をどう思っているか

敵意をもつか、敬意をもつかの違い。

白人は蛇を邪悪な殺すべきものと捉え、原住民は兄弟として接する。

その結果が白人はガラガラ蛇に牙を向けられ、原住民とは威嚇もされず行き違うだけ。


敬意や好意を持てば、すべての生き物は深遠な叡智を示してくれる。

それをこの本は豊富な具体例と

順をおった説明で教えてくれる。

これは読むべき本。


人間!万物の長!って奢っていた自分にきづき反省したよ。



犬は賢く、すべての生物は偉大だ!!

http://youtu.be/h6c-qiZcemc


ということ。では!