醜さや弱点は敵じゃない。
むしろそこに宝が埋もれてる。
つい、意識高くみたいな邪心
成長せねばならぬという焦燥
というお化けに取り憑かれると
己の欠点が憎くて仕方なくなる。
いつかお前(欠点)を消してやる!
などと、思う。
というか、弱点やらがある自分はいつもでもダメで
そういうものが無くなったら
世間に認められて誰かに愛されて、毎日楽しくウハウハになれるんじゃないかと
馬鹿みたいなことを夢見る。
なれないよね、それじゃ。
欠点を訂正して、理想を追い求める人は
理想に追いついても今の自分の粗探しをする。
そして新たなる弱点克服という山登りが始まる。
幸福な現実というものはいつもでも手に入らない。
鏡に映る醜い自分は
叩き潰そうとする限り、劣等感という影となって付きまとう。
どんな栄誉や戦利品を手にしても
劣等感とともにある人は貧しい。
醜さも弱点も、自分以外が見たら
案外美点になる。
繊細すぎる心なら、優しさ。
細くて一重の目は神秘的で美しい
内気で寡黙なら、落ち着いている。
いや~~、そんなこと思えないってなら仕方ない。
けど、物事は戦う限りと
必ず反撃されるから
争わず受け入れた方が
物事がうまく流れ出すものだよ。