ヨーガスートラの素顔がようやく見えた気分。
あら、あんたこんな顔してたの、って。
普通のヨーガスートラの解説書だと
第3章超能力の章が軽視されて
まー、なんかこんなのもありますよ 笑
ほんと、奇人は困りますよね 笑
私は合理精神の持ち主ですから、こんなもの説明しませんよ 笑
てか、解脱の邪魔ですよ、こんなもの 笑
てな具合で、あんまページを割かれない。
でも、そんなにヨーガスートラを素晴らしい本だっていうなら
全部丸ごと受け止めなきゃパタンジャリの言わんとすることなんか
わからないと思うんだけど。
伊藤武の図説ヨーガスートラ、
そしてヨーガスートラ講座を受けて分かってきた。(気がする)
全部の章が大事だし、
書いてある文章の順番も大切で
章の真ん中に配置されるスートラ、文章がキーになってる。
文章の順番は数学的な意味がある。
そこにパタンジャリの思想や影響を受けたものが見えてくる。
ということを、可愛らしい絵と
サンスクリット原典から直接翻訳した読みやすい文章のおかげで
すっと腑に落ちてくる。
第1章、第2章はヨーガ行者の心構えと最終地点の説明と毎日の行い
その上で、とーぜん現れてくるのが第3章の超能力
そして、第4章は最終的に行き着くところの再確認。
超能力っていっても
動物や植物の声を聞くとか
人の考えを知るとか
人から見えなくなるとか
象のように力持ちになるとか。
空を飛ぶとか。
ここらへん、伊藤武の解説だと
あー、なるほど
プラーナや熱のコントロールできればやれるね!とおもう。
凄く実践的。
そして超能力は世界を違った角度から見るための方法なんじゃないかな。
胡散臭いとか、そういうんじゃなく。
泳げない人が、泳げるようになったら世界が一変するのとおなじで
地に這うような生き方をしている人間にとって
鳥の気持ちや目線を知ったら世界は一変する。
なんか、そういう自由になるための一端で